李 贊煕(イーチャンヒ)司祭のメッセージ


イエス・キリストの復活
      
                                     
仙台聖フランシス教会牧師
東北教区 司祭 ドミニコ 李 贊煕
(聖フランシス教会 2018年4月号・月報

巻頭言

イエス・キリストの復活は、偶然ではありません。すでに旧約時代から神の言葉を介して記録され、必ず成就することを宣言しました。イエス様も弟子たちを連れて、3年の間に働きながら3回にわたり、自分の復活を予告されました。

マルコ16章以下を見れば、イエスが死んで、三日目になった日の早朝に墓の前で起こったことが出ます。ところが、この本体には、イエス・キリストの復活を全く期待もせず信じてもいなかった人たちだけが登場します。他の福音書の記録も同様です。さらに最初に、イエス・キリストの復活を目撃した者が女性との証拠です。当時の女性の言葉は真実も嘘で扱ってしまう時代でした。

しかし、いくつかの面で、イエス・キリストの復活は決して嘘ではないことを確認します。(1)少し前までは、イエス・キリストの復活についての信仰がなかった人々がこれを目撃した後は、復活の伝道者となった点です(1114節)。(2)墓が空いたという事実です。(3)イエス・キリストが復活した後に、何人かの人と直接会っておられます。(4)大祭司はイエス・キリストの復活の現場にいた軍人を金で買収するが、エルサレムの路地を歩き回って、イエス・キリストの復活を叫ぶ弟子たちと女性たちの声を止めることはできませんでした。

15節に見れば、イエスは弟子たちに命じられました。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」ここで福音とはイエス・キリストが死に勝ち復活を意味します。だから墓を見た人は、男女を問わず、イエス・キリストの復活を証ししました。復活されたイエス・キリストを直接会った者も後には口を塞がらず、どこへ行っても、誰に会っても、イエス・キリストを伝えました。

イエス・キリストは、復活した後、最初にマグダラのマリアに会っていただきました。また、イエス・キリストは、ドアを閉めて、涙を流しながら号泣している弟子たちに見つけてきました。三度イエス・キリストを否定して、心の呵責に耐えず、ガリラヤの海に逃げたペテロにも見つけきました。私たちが弱いとき、失敗したとき、主はいらっしゃいます。イエス・キリストはいつも私たちと一緒におられます。ですから、私たちは、イエス・キリストと同行することができるのです。